▼団体旅行(特に教育旅行)のご提案時、下記のようなお悩みはありませんか?
- アレルギーやハラールに対応できる施設が見つからず、手配が難航している
- 学校や施設との間で、個別の食制限情報の確認・集計作業に追われている
- 食の制限が複雑化しており、顧客へどこまで対応可能か明確に提示できない
本記事では、急速に高まる食の多様化(フードダイバーシティ)とアレルギーの最新動向を踏まえ、旅行会社の営業担当者が手配の負担を最小限に抑えつつ、顧客に安心して提案できる具体的な解決策3選を解説します。
なぜ今、団体旅行で「食のバリアフリー」対応が急務なのか?

近年、インバウンドの急速な回復や学校現場でのリスク管理の厳格化に伴い、旅行業界における「食の対応(フードダイバーシティ・アレルギー)」は単なるサービスの一環ではなく、案件受注や安全運行を左右する最重要課題へと変化しています。
現場の営業・手配担当者が「食のバリアフリー対応」に一刻も早く取り組むべき背景には、大きく分けて3つの要因があります。
① インバウンド需要の多角化・多国籍化
ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、グルテンフリーなど、101カ国以上の多様な食文化や宗教的制限を持つ訪日団体が増加しています。
これらに対応できる施設が限られていることで、全体の旅行満足度低下や「食事難民」を発生させる要因になっています。
② 顧客(学校・企業)と手配先(施設)の「板挟み」による手配難航
主催者側からは「全員同じ施設・同じ会場で対応してほしい」と強い要望を受ける一方、施設側からは「重度のアレルギーや個別の宗教対応は受入れ不可」と断られるケースが頻繁に発生しています。
双方の条件を満たす施設探しに営業・手配リソースが圧迫され、手配の大きなボトルネックとなっています。
③ 教育旅行における「命に関わるリスク」と現場負担の限界
特に教育旅行では、アレルギーの伝達ミスひとつが児童・生徒の生命に関わる重大な事故に直結します。
一方で、「保護者からの申告確認」「施設との照合」「専用メニューの手配」といった作業は、担当者の注意深さや手作業に頼っているのが実情です。
アレルゲン表示の厳格化も相まって、現場の精神的負担とミスが許されないプレッシャーは限界に達しています。
団体旅行の「食の課題」をスマートに解決する3つのアプローチ

手配の煩雑さや事故リスク、多様化する顧客ニーズに対し、旅行会社はどのように対応すべきでしょうか?
営業担当者の負担を大幅に削減する具体的な解決策を、「仕組み」「現場ツール」「手配インフラ」の3つの視点からご紹介します。
| 解決策 | アプローチ | このような課題におすすめ |
|---|---|---|
| 【解決策1】専門サイトで一括手配 (団タメ!×フードダイバーシティ) | 専門家によるメニュー開発・マニュアル整備と、3,000社の旅行社ネットワークを活用したマッチング | 知識不足から予約を断ってしまう、ハラールやヴィーガンの対応店舗が見つからないなど |
| 【解決策2】アレルギー管理のデジタル化 (CAN EAT) | QRコードを用いた保護者による直接入力と、システムによる自動集計・対応伝票の作成 | 紙やExcel管理による転記ミスや情報漏洩が不安、数百人分の集計作業を効率化したいなど |
| 【解決策3】食事の「事前配送・受取」 (matoil×JR東日本 / MIMARU) | 東京駅の冷蔵ロッカー受取や、ホテルのスタッフによる代理受取・客室保管サービスの提供 | 食事制限を理由とした旅行の断念(全体の45%)、移動中や滞在先での安全な食事確保が困難など |
【解決策1】「食べられない」をゼロへ。インバウンドツアーの食の壁を解消!
団タメ!×フードダイバーシティ
訪日外国人旅行者の急増に伴い、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、グルテンフリー、アレルギー対応といった食事手配のニーズはかつてないほど多様化しています。
旅行を計画する際、当事者家族にとっての優先順位は「どこに行きたいか」ではなく、「どこなら安全に食べられるか」が58%で1位となっています。
食物アレルギーや食事制限を理由に、旅行そのものを諦めた経験がある人は実に45%にのぼり、特に海外旅行では「言語や表示ルールの違い」が大きな不安要素となっています。
現場では「知識不足から予約を断らざるを得ない飲食店」と「適切な場所が見つからない旅行会社」の間でミスマッチが起きており、訪日客が満足に食事を選べない「食事難民化」が大きな課題となっていました。

この提携により、3,000社の旅行会社が利用する予約サイト上で、専門家の支援を受けた「確実に対応可能な施設」が可視化されます。
具体的には、フードダイバーシティ社のノウハウを用いたメニュー開発、マニュアル整備、仕入れ支援を通じて、飲食店が受注機会を最大化できるようサポートします。
営業担当者は、店舗への電話確認や紙データの打ち込みといった膨大な手作業から解放され、本来の提案業務に集中できます
101ヵ国からの団体案件を扱ってきたネットワークを活用することで、「食の障壁」を解消し、日本の観光地の競争力を向上させる標準的な提案が可能になります。
*参照元: -「食べられない」をゼロへ- 旅行会社3,000社が使う「団タメ!」と「フードダイバーシティ」が提携
【解決策2】修学旅行のアレルギー情報をデジタル化し、手作業によるミスとリスクを解消
株式会社CAN EAT
子どもたちの食物アレルギー申告が年々複雑化する中、従来の「紙の調査票」やExcelによる手作業での管理は、一校あたり数百名分の情報を入力し直すという膨大な事務負担を生んでいました。
常に個人情報の紛失や、情報の見落とし・転記ミスといったヒューマンエラーのリスクがつきまとい、教職員や旅行会社の営業担当者にとって、事故防止に向けた正確な情報伝達は大きな心理的負担となってきました。
アレルギー管理サービス「CAN EAT」の導入により、保護者がスマートフォンから直接回答した詳細なアレルギー情報をシステム上で自動集計し、管理リストを瞬時に作成できるようになります。
さらに、生徒一人ひとりに合わせた「アレルギー対応伝票」を料理ごとに出力できるため、調理現場への正確な指示がデジタル上で完結し、やり直しのきかない修学旅行の現場における安全性を飛躍的に高めることが可能です。
データ移行の手間がなくなることで作業量が劇的に削減され、情報の紛失やミスに対する営業担当者の不安が解消されます。
学校側にとっても事務負担の軽減や個人情報管理の安心感につながり、「ITの力で最も安全な旅を提供するパートナー」として、競合他社にはない強固な信頼関係をクライアントと構築できるようになります。
*参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000046724.html
【解決策3】配送と冷蔵ロッカー活用で、これまで「お断り」していた重度のアレルギー対応も可能に
matoil × JR東日本 / MIMARU
せっかくの旅行でも、食物アレルギーがある方にとって駅弁選びは非常にハードルが高く、結局「家から持参したおにぎり」で済ませることも珍しくありません。
特に修学旅行では、宿泊先は対応できても「移動中の昼食」がネックになり、食事のためだけに親御さんが同伴せざるを得ないという切実なケースも起きています。
配送食を頼むにしても、受け取りのために観光の時間を削って待機しなければならないなど、旅先での自由な行動が制限されてしまうのが大きな課題でした。
京セラの食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」とJR東日本の冷蔵受取ロッカー「マルチエキューブ」が連携し、東京駅で安全なお弁当をいつでも受け取れる仕組みが誕生しました。
個々の制限に合わせてオーダーメイドされたお弁当を、駅改札内のロッカーで始発から終電までの好きなタイミングでピックアップできるのが最大の特徴です。
これにより、配送業者を待つ手間や、慣れない土地で安全な飲食店を血眼になって探す必要がなくなるという、驚くほどスマートな解決策が実現しました。
「東京駅で安全な食事を受け取ってから出発できる」という行程を提案に組み込むだけで、これまで食事への不安から旅行を躊躇していたお客様を新しいターゲットとして呼び込むことができます。
修学旅行の付き添い問題など、幹事様が長年抱えてきた「食の不平等」を鮮やかに解消できるため、営業担当者としての信頼は間違いなく爆上がりします。
当事者だけが課題を抱えることのない「ソーシャル・インクルージョン」を形にしたこの提案は、他社には真似できない強力な武器になるはずです。
*参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000152882.html
【Pick up!】滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設の野外炊事(カレー作り)のアレルギー対応がすごい!
BSCウォータースポーツセンター(株式会社ビーエスシー・インターナショナル)

滋賀・琵琶湖をフィールドに、教育旅行の受入をはじめて30年以上の実績があるBSCでは、年間約100校の学校団体を受け入れています。
そこでの自然体験プログラム「びわ湖自然体験学習」の中でも人気の野外炊事プラン「飯盒炊爨(カレー作り)」のアレルギー・ハラール対応が素晴らしいという声をとりあげます。
▼BSCのカレー作りにおけるアレルギー・ハラール対応が安心な3つの理由
- カレーフレークは、アレルギーや宗教に合わせて数種類のフレークを完備。調査の結果にあわせて変更可能。
- フレークの変更は「班単位/クラス単位/学年単位…」と、先生や保護者のご希望により柔軟に対応できます。
- 重度のアレルギーがある子は、代替のカレールーをご用意。お米はみんなで炊いたものを一緒に食べることも可能。
▼利用した学校の先生の声
これまで利用した自然体験施設だと、アレルギーや宗教への対応は、我々の求める基準に届かないことも多く、野外活動の計画にはいつも頭を悩ませていました。
しかし、BSCさんのカレー作りは驚くほどきめ細やかで、カレーフレークを班単位で変更するなど、該当する生徒が疎外感を感じないよう最大限配慮してくれました。
おかげで、どの子も『みんなと同じ釜の飯』を安心して楽しむことができ、私たち教員の負担も大幅に減り、とても安心して当日を迎えることができました。
修学旅行や校外学習の提案で「昼食のアレルギー対応」がネックな場合はぜひ一度BSCにご相談してみてはいかがでしょうか。累計28万人が体験した「安心・安全」のノウハウは、これ以上ない強力な味方になってくれるはずです。
【まとめ】団体旅行の「食の課題」をスマートに解決するアプローチ3選

これまで見てきたように、食物アレルギーや食事制限を理由に「旅行そのものを諦めたことがある人」が45%も存在するという事実は、裏を返せば、食の不安さえ解消できれば多くの人々に旅の喜びを届けられるという大きな可能性を示しています。
当事者やその家族にとって旅行の決め手の第1位は「食事制限への対応のしやすさ(58%)」であり、安全な食のインフラを整えることは、もはやリスク対応ではなく、選ばれる旅行会社になるための最大の武器です。
これらのテクノロジーやサービスは、単なる効率化の道具ではなく、当事者だけが課題を抱えることのない「ソーシャル・インクルージョン」の実現にもつながるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
