教育旅行において、仲間と協力し合う「チームビルディング」や、自然の中で課題を解決する「探究学習」の重要性がますます高まっています。
その中で、体験と食育を同時に叶える「飯盒炊爨」は、2026年の校外学習・修学旅行でも欠かせない定番アクティビティです。
- 「集団生活の在り方を学ぶ」
- 「見聞を広め、自然や文化などに親しむ」
- 「公衆道徳などについて望ましい体験を積む」
など・・・この目的を一気に達成できる!?といっても過言ではない「飯盒炊爨」。
本記事では、最新の教育トレンドを踏まえ、2025年に完成した最新の全天候型施設など、関西エリアで学校団体がより安全・快適に利用できる飯盒炊爨スポットを厳選してご紹介します!
そもそも「飯盒炊爨」とは?

飯盒炊爨(はんごうすいさん)とは、「飯盒」と呼ばれる携帯用の炊飯器を使い、野外で火を熾してご飯を炊くことを指します。
キャンプや登山の定番ですが、学校教育の現場では、単なる食事の準備を超えた「生きた学び」のプログラムとして定着しています。
▼2026年現在の教育旅行において、飯盒炊爨が重視されている理由は主に3つあります。
- チームビルディングと協働学習:火を熾す係、食材を切る係、水の量を調節する係など、仲間と役割を分担し、声を掛け合いながら一つの目標(=美味しいご飯を完成させる)に向かうプロセスは、最高のチームビルディング体験となります。
- 探究心と問題解決能力の育成:「火力が強すぎないか?」「水加減は適正か?」といった、マニュアル通りにはいかない野外調理特有の課題に対し、生徒自らが考えて工夫するプロセスが、近年重視されている「探究学習」の要素を満たしています。
- サステナブル・環境教育への気づき: 限られた水での食器洗いや、生ゴミを出さない工夫、薪という天然資源の利用などを通じて、持続可能な社会への意識を自然と育むことができます。施設によっては、節水やゴミ処理を具体的に学ぶ環境学習プログラムとして提供されているケースもあります。
現代では便利な調理器具が溢れていますが、あえてアナログな方法で「食」と向き合う飯盒炊爨は、生徒たちが「生きる力」を実感できる貴重な機会として、現代においてもキャンプや学校の宿泊研修や林間学校などで定番行事となっています。
【関西編】学校団体受け入れOKの「飯盒炊爨」体験施設9選
本記事では、学校団体受け入れOKの「飯盒炊爨」ができる体験学習施設、計9か所の情報をまとめました。
今回は、修学旅行の行先として人気な、京都・奈良を含む「関西編」となります。
ぜひ最後までご覧ください!
滋賀県でおすすめの「飯盒炊爨」体験施設3選
大阪、兵庫からも遠足、校外学習で訪れる学校も多い滋賀県。
日本最大の琵琶湖での自然体験ももちろん魅力的です。
そんな滋賀県には、飯盒炊爨、野外炊事、BBQを学年・クラスで楽しめる施設も多くあります。
- BSCウォータースポーツセンター│滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設
- 滋賀県立希望が丘文化公園 野外活動センター(キャンプ場)
- Gulliver Village(ガリバービレッジ)~ガリバー青少年旅行村~
BSCウォータースポーツセンター│滋賀・びわ湖自然体験学習施設

滋賀・琵琶湖の自然体験学習施設「BSCウォータースポーツセンター」は、カヤックやヨットなどのウォータースポーツ体験や、野外でのチームビルディング学習を提供しています。
学校団体利用の昼食プランとして、BBQや飯盒炊爨(カレー作り)も大人気なんだとか!
2025年からは全天候型の野外炊飯棟「ほとりばハウス」が新たに建設され、約200名以上対応可能となっております。
料金体系も、食材・備品・燃料(炭)・施設使用料などなど…すべてコミコミで3,000円と、シンプルかつお得な設定です。
体験メニュー(カヤックやチームビルディング)とセットで1,000円引きと、充実した1日が過ごせそうですね♪

| 体験メニュー名 | 「びわ湖自然体験学習」飯盒炊爨(カレー作り体験) |
| 料金 | 税込3,000円/1名様 *食材・備品代・施設使用料をすべて含みます。(手ぶらでお越しいただけます) *体験メニューとセットでー1,000円引き! |
| 定員 | 10名~240名 *体験とセットで480名以上受入可能 |
| 受入可能時期 | 通年/時間は行程に合わせて調整可能 |
| 所在地/アクセス | 滋賀県大津市南船路4-1 *「JR蓬莱駅」より徒歩7分/大型バス13台停車可能(駐車料金無料) |
| 施設HP | https://bsc-int.co.jp/nature/education |
滋賀県立希望が丘文化公園 野外活動センター(キャンプ場)
滋賀県竜王町に位置する「滋賀県立希望が丘文化公園」は、415ヘクタールという圧倒的な広さを誇る、滋賀県を代表する総合文化公園です。
その中にある野外活動センターは、豊かな森に囲まれた環境で本格的な「飯盒炊爨」ができる、学校団体に非常に人気のスポットです。
公共施設ならではのリーズナブルな料金体系と、大規模な受け入れが可能なフィールドで、近隣には「三井アウトレットパーク 滋賀竜王」もあり、滋賀を代表する体験学習フィールドの一つです。
| 体験メニュー名 | アウトドアクッキング(カレーライス作り) |
| 料金 | ・施設使用料(ディキャンプ・日帰り利用) ∟小学生、中学生(県外居住者):450円 ∟高校生(県外居住者):510円 ・カレー材料:450円/人 ・お米:100円/1合 ・野外炊さん用具:100円/人 ・まき:660円/束 ・炭:770円/3kg ・カレー用皿・スプーンセット:60円 *その他、鍋や軍手、洗い物に必要な備品も購入、もしくは持ち込みとなります。 |
| 定員 | 要お問い合わせ |
| 利用時間 | 9:00~17:00まで *日帰り利用の場合 |
| 所在地/アクセス | 滋賀県蒲生郡竜王町薬師1178 *JR琵琶湖線 近江八幡駅より 近江鉄道バス「三井アウトレットパーク滋賀竜王行」 約30分 → アウトレットから東ゲートまで徒歩約45分 (大型車駐車料金:1,600円/台) |
| 施設HP | https://www.kiboupark-shiga.or.jp/ |
Gulliver Village(ガリバービレッジ)~ガリバー青少年旅行村~
滋賀県高島市の豊かな自然に位置するGulliver Village(ガリバービレッジ)は、キャンプ場の景観を活かした多彩なアクティビティが魅力の施設です。
最大300名までという大規模な受け入れに対応しており、クラス単位だけでなく学年全体での利用にも適しています。
飯盒炊爨の実施にあたり、1名あたりの固定費(体験セット+入村料)合計1,800円に加え、班の数や火の起し方に応じて「木炭」や「薪」の代金が加算される形になります。
なお、ガリバービレッジは火曜日が休村日ですが、団体予約がある場合や夏休み期間中は無休で対応しています。
| 体験メニュー名 | 飯ごうカレー作り体験 |
| 料金 | ・食材・食器・飯盒等レンタル一式・ごみ処分料・会場料・着火剤:税込1,500円 ・木炭:750円(3kg/箱) ・薪:850円/束 ・入村料:400円→団体利用(31名以上)の場合100円引き |
| 定員 | 31名~300名まで |
| 休村日 | 火曜日(団体ご予約時・夏休み期間中は無休) |
| 所在地 | 滋賀県高島市鹿ヶ瀬987-1 |
| 施設HP | http://villagedest.com/ |
京都でおすすめの「飯盒炊爨」体験施設
京都といえば、寺社仏閣、歴史教育などのイメージがあるでしょう。
ですが、学校団体向けに、野外での飯盒炊爨プログラムを提供している施設もあります。
- 京都府立青少年海洋センター マリーンピア
京都府立青少年海洋センター マリーンピア
京都といえば歴史教育のイメージが強いですが、日本海に面した宮津市には、海ならではの学びを体験できる「京都府立青少年海洋センター マリーンピア」があります。
この施設は、カッター活動や遊覧船の乗船といった海洋活動を通じて、生徒たちの心身の鍛錬と健全な育成を目的として設置されました。
海という広大なフィールドでの活動に加え、「カレー作り」やキャンプファイヤーなどの野外活動も非常に充実しています。
| 体験メニュー名 | 野外炊事(カレーライス) |
| 料金 | ・施設利用料:220円 *小中高の団体の場合 ・食材費(カレー):750円/人 ・まき使用料(大):1,600円 (小):800円 |
| 定員 | 最大100名程度 |
| 実施期間 | 宿泊団体は通年利用可能、日帰り団体は9月から3月まで利用可能 |
| 所在地 | 京都府宮津市字田井小字大池382 |
| 施設HP | http://marinpia.jp/ |
奈良でおすすめの「飯盒炊爨」体験施設
- 生駒山麓公園
- 国立曽爾青少年自然の家
生駒山麓公園
生駒山の中腹に広がる生駒山麓公園は、市街地から約2kmの距離にありながら、金剛生駒紀泉国定公園の緑豊かな自然に囲まれた環境にあります。
生駒山麓公園にある「野外活動センター」では、自然を満喫しながらBBQやカレー作りが楽しめます。
ごはんを食べた後は、大人気のフィールドアスレチックや多目的広場で、目一杯身体を動かすことができます!
| 体験メニュー名 | 学校団体向け 日帰り野外活動 カレー作り |
| 料金 | ・カレー作り食材費:1,000円/人 ・まき:700円 ・炭:900円 *その他、着火剤や網、紙皿やスプーンなども別途料金が発生いたします。 |
| 定員 | 200名規模でも可能 |
| 受入可能時期 | 要お問い合わせ |
| 所在地 | 奈良県生駒市俵口町2088番地 |
| 施設HP | 生駒山麓公園 公式サイト (ikoma36.jp) |
国立曽爾青少年自然の家
国立曽爾青少年自然の家での野外炊事は、調理方法だけでなく、生ゴミの処理方法や上手なカマドの使い方、及び節水を心がけた食器洗い等を学ぶことができ、環境学習にもつなげることができます。
| 体験メニュー名 | 野外炊事(カレー作り) |
| 料金 | ・全般指導料:110円/1名 ・教材費(食材費):550円/1名 ・野外炊事用薪:500 円/1束 ・消耗品セット(スポンジ 5 個、たわし 1 個、雑巾5 枚、軍手 3 双、マッチ 1 箱):720円 *その他、必要備品に応じて別途料金が発生します。 |
| 定員 | 本館炊飯場:最大320名 屋根付炊飯場:最大128名 |
| 受入可能時期 | 4月~12月 |
| 所在地 | 奈良県宇陀郡曽爾村太良路1170 |
| 施設HP | 国立曽爾青少年自然の家 (niye.go.jp) |
大阪でおすすめの「飯盒炊爨」体験施設
- 関西サイクリングスポーツセンター
- 大阪市立信太山青少年野外活動センター
関西サイクリングスポーツセンター
関西サイクリングスポーツセンターでは、様々な乗り物を楽しめるだけではなく、飯盒炊さんやBBQを楽しめる、関西サイクルキャンプ場もあるんです!
日帰りキャンプ料金は、団体利用割引もございます!
ご家族連れから、学校団体や企業、スポーツクラブなど各種団体のご利用も可能なキャンプ場です!
キャンプ場は完全予約制です。予約サイトまたはお電話にてご予約頂けます。
| 体験メニュー名 | 飯盒炊さん |
| 料金 | 【日帰りキャンプ料金】*関西サイクルキャンプ場 ▼BBQ野外炊飯等1卓(~6名) ・小学生:2,700円 ・中学生・高校生:3,300円 *別途、入場料が発生します。 【食材費】*10人以上の場合 ・カレー1人前:550円 ・米:120円/1人前 *その他、一般調理備品は無料貸し出しとなります。 |
| 定員 | 20名以上 |
| 受入可能時期 | 3月 ~ 11 月 |
| 所在地・アクセス | 大阪府河内長野市天野町1304 *阪和道「岸和田和泉」ICより、国道170号線(外環状線)経由で、天野山トンネルを「滝畑」方面へ *大型バス駐車料金:2,000円/1日 |
| 施設HP | https://www.kcsc.or.jp/ |
大阪市立信太山青少年野外活動センター
大阪府和泉市に位置する「大阪市立信太山青少年野外活動センター」は、自然体験や集団宿泊研修を通じて、次世代を担う青少年の健全育成を目的とした施設です。
最大の特徴は、野外炊事のメニューが驚くほど豊富であること。
定番のカレーライスだけでなく、予算や学習目的に合わせて多種多様な料理に挑戦できるため、生徒たちが自ら考え、協力して取り組む場として最適です。
大阪市内(天王寺)から車で約1時間という好アクセスながら、広大なキャンプサイトを完備しており、学年単位の大規模な校外学習にも対応可能です。
| 体験メニュー名 | 野外炊事(カレーライス作り) |
| 料金 | ・施設利用料(キャンプ場日帰り利用)*大阪市外の場合 ∟児童・生徒:260円 ∟教員等:520円 ・野外炊事(カレーライス):640円/1人あたり ・薪代(太薪):900円/1束 (細薪):500円 *その他、ゴミ袋代などが別途発生いたします。 |
| 定員 | ■キャンプ場(日帰りサイト) ・バリアフリーサイト:200名 ・オークサイト:200名 ■BBQ Village:80名 |
| 所在地/アクセス | 大阪府和泉市伯太町3-12-86 *大阪市内(天王寺)からお車の場合約 1 時間 最寄り駅(JR 阪和線信太山駅)からは徒歩で約 20 分 |
| 施設HP | https://shinodayama.com/ |
兵庫でおすすめの「飯盒炊爨」体験施設
ハチ高原(パークホテル白樺館)
四季折々の自然の中で多彩な活動が楽しめるハチ高原。
教室の中では学ぶことのできない新鮮な驚き、仲間とのつながり、規律の大切さを学ぶことができます。
自然体験プログラムの中の「飯盒炊さん」では、カレーの他に五目ごはんやおでん、おにぎり作りなど豊富なメニューが勢揃い!
食に関するプログラムは「飯盒炊さん」を含め、計50メニューもございます!
| 体験メニュー名 | 飯盒炊さん(カレー) |
| 料金 | 要お問い合わせ |
| 所要時間 | 3時間 |
| 対象人数 | 600名 |
| 所在地 | 兵庫県養父市ハチ高原 |
| 施設HP | http://www.hachikougen.co.jp/nature_school/ |
まとめ
本記事では、【関西編】学校団体受け入れOKの「飯盒炊爨」ができる体験学習施設の情報をまとめました。
仲間と協力しながら、自然豊かな野外で料理を作ることは、生徒様にとってどんな状況下でも生きる力を育むことができると思います。
今回ご紹介した体験学習施設で、生徒1人1人にとって実りある修学旅行になるよう心から願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

